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マナー知らずの自撮り棒が暴れ回っている!? [生活]

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京都は春の観光シーズンを迎え、例年のように
卒業旅行の学生やシニア観光客で連日
ごった返している。

そこに異変が起きているという。
ベテランバスガイドが苦い顔で語る。

「この時期、有名な神社仏閣だと休日はもちろん
平日でもかなり混雑します。

そんな中で『自撮り棒』が何本も人ごみの中から
伸びているのは、今年初めて見る光景です。

自撮り棒2.jpg

撮っている本人は写真に夢中ですから、
周囲が目に入らず、群衆の中で振り回す。とても危険ですね」

記者が清水寺を訪れると、狭い舞台の上に
観光客がごった返している中、ざっと20本以上の
自撮り棒が見えた。

少しでも美しい背景の前で写ろうと、舞台の端ギリギリで
自撮り棒が右に左に振り回される。

目の前で、1本の棒が別の観光客の頭を直撃した。
同様の光景は全国各地で見られる。

渋谷駅前のスクランブル交差点では、自撮り棒を持った
20代と思しきカップルが動画モードにした

スマホを高く掲げ、自らを撮影。カメラ目線で上を見ながら
スクランブル交差点を渡り出すと、対向してきた人と

危うくぶつかりそうに。それに気づかずに歩き続けると
今度は歩きスマホの人と正面衝突。

自撮り棒は最近では家電量販店やディスカウントストア
などで専用コーナーが設けられ、サンプルを試して

買えるようになっている。

自撮り棒7.jpg

伸ばした時の全長は90~100㌢が多く120㌢のロング棒も
ある。

シャッターを切る方式には、スマホのセルフタイマー機能
で撮影するもの。無線で動作するスイッチを使用するもの、

専用コードをスマホに繋ぐものの3種類がある。

その歴史は意外に古く、80年代にはすでに
日本のカメラメーカーが付属品として開発、特許を取得
していた。

当時はそれほど話題にならなかったが、90年代半ばには
「日本の珍発明」として海外メディアに紹介された。

それがスマホ全盛となったこの2~3年、韓国・中国
インドネシアといったアジア各国で流行。

14年には米『TIME』誌が3Dプリンターなどとともに
「ベスト発明」として取り上げ、日本に”再上陸”したのだ。

逆輸入を経て30年越しにブレークを果たした自撮り棒が
今度はトラブルの原因になっているわけだ。

20代男性が憤る。
「友達と居酒屋で飲んでいたら、隣のテーブルに座っていた
6人組の若い女性客たちが自撮り棒で記念撮影を始めました。

すると女性グループから『写真に写りこんでジャマなんですけど』
と文句を言われて……。

仕方なく身をかがめて写らないようにしてあげましたけど、
勝手な言い分ですよね」


(前半)--------------------------------------------------------------↑↑




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(後半)--------------------------------------------------------------↓↓



自分を撮るばかりが自撮り棒ではない。テーマパークでは
こんなトラブルが起きている。20代の常連女性客が語る。

「人気キャラクターショーの会場で、ステージが見えない
からといって自撮り棒を伸ばして高い位置から動画を撮る

人がここ数ヶ月ですごく増えました。先日は後ろから
見ている客が”すみません、見えにくいんですけど”

といったところ、自撮り棒を使っている人が
”禁止されているわけじゃないだろ!”と応じて口論に
なっていました」

上野動物園教育普及係の担当者はこんな客がいたと明かす。
「動物の柵の内側に自撮り棒を差し込んで撮影する

ケースが複数確認されています。
当園では自撮り棒の使用は禁止していませんが
危険なケースは口頭で注意しています」

自撮り棒6.jpg

海外では自撮り棒を規制する動きが出ている。
英ロンドンの美術館・ナショナルギャラリーでは3月11日から

使用を禁止し、米ワシントンのスミソニアン博物館が追随。
仏パリ郊外のベルサイユ宮殿では自撮り棒を持ち込まないよう

自撮り棒5.jpg

呼びかけており、近いうちに正式に禁止する予定だという。
台湾の鉄路管理局も感電の恐れがあることから

自撮り棒.png

ホームでの使用に注意を呼びかけた。
国内でも、たとえば東京ディズニーリゾートは三脚などの

撮影補助機材とともに使用を禁止している。
「お客様の安全のため、入園時の荷物検査で見かけた際には

使用しないようお願いしています。写真撮影が必要な時には
気軽にキャストに依頼いただきたいと思います。
(オリエンタルランド広報部)

3月14日に北陸新幹線が開業した金沢駅では、「自撮り棒の
使用禁止」の貼り紙が貼られていた。

マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏は自撮り棒
ブームについてこう分析する。

「最近の若い人は、スマホで写真を撮ることを
プリクラ替わりにしています。

プリクラなら機会が写真を撮ってくれますが、スマホだと
誰かが撮影しないといけない。観光地では”撮っていただけますか”

と他人に頼むのが当たり前でしたが、彼らは『仲間でない人』
に撮影を頼むのが煩わしいようです。自撮り棒は仲間内で

写真撮影を完結させるためのツールとして流行っているのでしょう」

観光地に行けばわかる通り、若者だけでなく年配のユーザーも
数多くいる。歩きスマホと同様、加害者になることもあれば

被害者になることもある。
ユーザーもそうでない人も”自己中棒には要注意だ。



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